「のばら」について本気出して考えてみたらちょっといい話になったクマー
「DFFの『のばら』はノバラじゃない」とはよく聞く話。
鮮やかな紅色、ゴージャスに巻いたたっぷりの花びらは、野に咲く野生のバラのものとは思えないというのも無理はない。
特に日本の山野にも自生するノバラ(ノイバラ)は花が白く小さいので、バラというよりも苺の花(苺、木苺もバラ科の植物)に見えるくらいだ。
ただざっくり調べてみると、八重で紅色の原種バラも実在するらしい。
中国原産の「コウシンバラ」は、一重から二重、八重の花を咲かせ、白、濃い桃色、そして深紅の花を咲かせる。日本にも園芸、薬用植物として古くから持ち込まれていた種だそうで、伊藤若冲の「薔薇小禽図」に描かれた紅白のバラもコウシンバラの一種のようだ。
中でも「センパフローレンス」というコウシンバラから自然交配によって生まれた品種は、濃い色合いや花弁の巻き具合も「DFFの『のばら』」そのものといえる姿をしている。樹高は1m未満で、エンディングでの低いブッシュ状に群生した様子にも合致するのだ。
コウシンバラには四季咲きの性質があり、条件がよければ冬でも花を咲かせるという。
センパフローレンスの名前も「永久に花咲くもの」という意味だ。
一時の栄華ではなく、末永い平穏を望んだフリオニールらしい花だとは思わないかねワトスン君<集中力切れ
参考リンク>
原種バラ一覧
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